2019年05月16日

心閑なれば歳月長し…と白楽天も、益軒もいう

貝原益軒の記した『養生訓』は、単なる健康法を説いたハウツウものではない。
江戸時代随一のロングセラーだっただけでなく、近代までも読み継がれているのは、
健康を手に入れて人生を謳歌するための、確固たる
益軒哲学といえるものがあるからだろう。

益軒は、心しづかなれば月日長し、と言っている。
これは白楽天の詩「心閑なれば歳月長し」を引用している。
人は、充実した体験や新鮮な感動、そして心のあり方によって、同じ一日を十日にもすることができるのである。

そして、
閑中つねに楽(たのしみ)多し
といい、
いとまのない人も折々に閑を求めて心を養うことをすすめている。

更に、
心閑ならざれば楽(たのしみ)は得がたし。
と言いきっている。

ところで心しづかならざる状態は、といえば、
人を恨んだり、怒ったり、我が身をうれい嘆いたりして、心に波風の立っている状態である。
こんなことは心を苦しめるばかりで、はかなく年月を過ごしてしまうだけで勿体ない。

そして更に、
されど閑静に専(もっぱら)にして動作をきらふは正道にあらず。
として、
心はあくまでも静かで、しかし心身は自在に動かしなさい。
といっている。

江戸元禄の時代、85歳まで楽しみを得て元気に生きた貝原益軒の教えである。
(立川昭二氏の本を参考記載)
ラベル:健康 貝原益軒
posted by ささやきごと師 at 07:35| Comment(0) | 貝原益軒に学ぶ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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